始めての舞台観劇、宝塚歌劇団で使われる専門用語(宝塚の劇団・舞台・演劇の専門用語)

始めての舞台観劇(宝塚歌劇団特有の専門用語)初心者講座
始めての舞台観劇(宝塚歌劇団特有の専門用語)

舞台演劇の世界には、役者・裏方さんなど、関係者の間で使われる専門用語があります。

一部の言葉は、舞台関係者のみならず、一般のファンの間でも使われているため、「最低限知っておきたい専門用語」と「関係者の間で使われる専門性の高い用語」に分けて掲載します。

また、宝塚歌劇団には宝塚特有の専門用語が多く存在するため、「宝塚歌劇団で使われる専門用語」として掲載します。

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宝塚歌劇団で使われる専門用語

宝塚歌劇団においては、宝塚特有の言葉が多く存在しており、日常使うことも無ければ聞いたこともないような言葉も多いため、宝塚特有の専門用語を一覧にしました。

【愛称(あいしょう)】
宝塚歌劇団の出演者(生徒)は、芸名のほかに愛称があります。ファンの間では親しみをこめて愛称で呼ぶことがある。

【青天(あおてん)】
男役が被るカツラ。額際から頭頂部にかけて頭髪を剃り落とした部分が青いことが名前の由来である。

【逸翁デー(いつおうでー)】
宝塚歌劇の創始者、小林一三(いちぞう)雅号逸翁(いつおう)の命日である1月25日に、逸翁を偲んで先生の思い出を語り合い、その遺訓をもう一度学ぶとともに、歌を捧げるイベント。2007年の50回忌を節目に現在は行われていない。

【入り待ち(いりまち)】
所属団員(生徒)を一目見るために劇場・稽古場の出入り口で待ち構えること。宝塚歌劇団は入り待ち・出待ちに寛大である。

【エトワール】
プリマドンナにあたる歌手で、いわゆる「歌姫」のこと。フィナーレのパレードで一番初めに大階段の中央でソロを歌う人のことをいい、3人で歌う場合はトリオデトワールと呼ばれる。

【燕尾服(えんびふく)】
一般社会では男性が着用する夜間用第一礼服のことで、宝塚歌劇団ではトップスターや別格スターの燕尾服には特別に美しい装飾が施されたり、他の生徒と差別化されている。

【大階段(おおかいだん)】
宝塚の象徴ともいえる舞台装置で、舞台のフィナーレで用いられることが多い。宝塚大劇場、東京宝塚劇場共に26段で、2000以上の電球が取り付けられている。

【お茶会(おちゃかい)】
東京・宝塚の公演期間中にファンクラブが主催するスターとの交流会。内容の定番はトークショー・握手会・記念撮影など。基本ファンクラブ会員でなければ参加できないが、紹介があればファンクラブ非会員も申し込みが可能。

【お茶飲み会(おちゃのみかい)】
まだファンクラブがない生徒のファンの集まりを「お茶飲み会」と呼ぶ。但し、全生徒がお茶飲み会をしているわけではない。

【男役(おとこやく)】
宝塚歌劇団に男性は所属していないため、男性役も女性が演じる。音楽学院時代に身長、声質、本人の希望などを考慮して男役、娘役が決められる。

【お忘れもの券(おわすれものけん)】
チケットを忘れてしまった場合など、事前にチケットカウンターに座席番号を伝えておくことで、開演直前になっても届け出た席が空席であればチケットを忘れても案内してもらえる救済処置のこと。

【ガード】
スターが劇場・稽古場に出入りする際に、一般のギャラリー(非ファンクラブ会員)からスターを守る私設ファンクラブ会員のこと。親衛隊的な存在。

【下級生】
生徒同士では自分より下の学年の生徒のことを指し、研究科7年生(入団7年目)までを指す言葉として使われている。

【影コーラス(かげこーらす)】
舞台袖に設けられた観客席から見えない場所で歌うコーラス。

【影ソロ(かげそろ)】
周囲の雑音が入らないよう仕切られている空間で一人で歌うこと。

【キャトルレーブ】
劇場直営店と劇場外の日比谷・梅田・福岡の全国5店舗で宝塚歌劇団公式のオリジナルグッズを販売している。

【銀橋(ぎんきょう)】
一般的にはエプロン・ステージと呼ばれ、舞台が客席側へ延長されたスペースのことを宝塚では銀橋と呼んでいる。宝塚大劇場と東京宝塚劇場の舞台前方、客席とオーケスピットの間にある。

【組子(くみこ)】
花(はな)・月(つき)・雪(ゆき)・星(ほし)・宙(そら)のいずれかの組に属している生徒を組子と呼ぶ。

【組総見(くみそうけん)】
各組に所属するスターのファンクラブが一斉に観劇すること。

【組長(くみちょう)・副組長(ふくくみちょう)】
組長、副組長は組子の世話役として組の最上級生から選ばれる。

【芸名(げいめい)】
創設当初は百人一首から名づけられていたが、現在は自由度があがっている。但し、上級生とかぶったり、タカラジェンヌにふさわしくない名前は却下される。

【化粧前(けしょうまえ)】
楽屋で化粧をする際の鏡付きの台を化粧前と呼ぶ。普通の化粧台と思ってよい。

【研究科(けんきゅうせい)】
宝塚音楽学校を卒業後、宝塚歌劇団に入団すると研究科1年生となる。略して「研1」と呼ばれている。

【香盤表(こうばんひょう)】
出演俳優の名前と配役を場面ごとに書いた表のことを指す。宝塚歌劇では公演の稽古が始まる初日に香盤表で配役が発表される。

【さよならショー】
男役トップスター・トップ娘役や専科で活躍した生徒が退団する際に、卒業公演の千秋楽後に開催されるショーのこと。

【新人公演(しんじんこうえん)】
研究科7年目までの下級生だけで構成された公演のことで、「新公」と略される。宝塚と東京の公演期間中に1回ずつ行われる。

【すみれ売り(すみれうり)】
宝塚音楽学校の予科生と本科生が毎年5月に大劇場の前で袴姿ですみれの花を売り、募金を呼びかける活動で、社会奉仕活動の一環として行われているが、実質生徒たちの初お披露目の意味合いのほうが強い。

【すみれコード】
「清く、正しく、美しく」の教えに相応しくない行い、ファンの夢を壊すような下品な表現を避けることをさす。宝塚歌劇における禁忌、タブーのこと。

【背負い羽(せおいばね)】
ショーの最後に行われるパレードで背負う羽。1930年「パリゼット」の公演から登場した。

【専科(せんか)】
花(はな)・月(つき)・雪(ゆき)・星(ほし)・宙(そら)のいずれの組にも属していない踊りや芝居・歌が特に優れたベテランが所属する宝塚歌劇における特待生クラスのようなもの。